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ISTINTO order exhibition

ISTINTO order exhibition

長野県安曇野市で素材(革)を活かしながら、独自の製法・染色で作品を作る【ISTINTO】

 

作り手の熊藤さんと知り合ったのは、2年前くらいでまだ独立してない頃。

彼もまだ個人での活動をしてない頃で、お互い気になって連絡を取り合っていました。

いくつか作品を使わせて頂いてて、名刺が完成した時も彼にカードケースを依頼しました。

国内のレザーブランドで経験を積んでおられたので、縫製や染色の技術など、とても丁寧で素晴らしい物作りです。

彼個人での活動と僕の独立のタイミングが近かった事もあり、同志のような存在だと思っています。

 

 

当初の予定では、【ISTINTO Daichi Kumafuji solo exhibition】

という形で、個展として開催する予定でしたが色々あって来年に延期する事になり、

今回は鞄4型をメインに受注会を開催させて頂く事になりました。

(小物も少しあります)

 

 

メインで受注を行う鞄は、熊藤さんの技術と革そのものが持つ個性をギュッと詰め込んだモノかと思います。

 

この鞄にはカーフ(生後6ヶ月程度の仔牛)の革を使用しています。

仔牛の革は皺が多く表情豊か。

一番皺が多く入る背中の部分を鞄の両面に、贅沢にも2頭分使用しています。

 

 

 

この時点で面白い事やってるなと感じてたのですが、

ここから先も凄かった。

鞄の内側って大体綿などの別生地を付けているのが多いんですが、

この鞄は内側も全て革。

持ち手や底の芯地も人工物は使わず全て革。

人工物はバックルやファスナーの金属部分のみ。

あとは全て天然です。(内ポケットはフレンチリネン)

人工物が少ないという事は、形をキープして綺麗に使うというよりかは、

自然に身を任せ、なるがままに、自然体であるという事。

 

ここまでしなくても良い

と感じる方もおられるかもしれませんが、

革を活かしたデザインや無駄なく革を使用する姿勢に

熊藤さんから革に対するリスペクトを僕は感じました。

 

そして、革の特徴を活かしながら手を添える様に

独自の調合で製品染めを1つ1つ丁寧にアトリエで染色されています。

表面だけの染めではなく、中までしっかり染み込んだ染め。

ナチュラルな色も魅力的ですが、染色ならではのコントラストや艶も素晴らしいです。

使い込んで表情に変化が出てきた姿もまたカッコ良い。

これも自然体。

 

 

素材・染色・技術

シンプルなデザインだからこそ全てを存分に愉しんで頂けます。

 

 

ISTINTOはイタリア語で【本能】の意。

まさに本能を感じられる品々かと思います。

実際に手に取り、触れて感じて頂ければ幸いです。

 

 

 

ISTINTO  order exhibition

8.10(水)-8.21(sun)

月火定休

open 11:00-19:00

DE OJAL omomuki

滋賀県犬上郡豊郷町下枝83-2