滋賀県大津市で作陶する馬場匠さんの個展を開催します。
5年程お付き合いがありますが、個展をするのは初。
ようやく馬場匠という男を知って頂ける機会ができました。
馬場さんと言えば「釉薬」
全ての色を独自で調合し色を操る。
その数は1万3千色を越えています。
赤・青・黄・緑・白・黒など数えきれない程ありますが、
その中でもグラデーションの様に幾つも色の違いがあり
一言では言い表せないような独特な色をしています。
材料の微量の差で色味も火の入り方も変わる。
調合しては、焼いて、色味を確かめ、また調整する。
調合のバランスが悪いと割れる事ばかり。
大体2年以上かけて納得する調合が出来る事が多く、とても果てしない作業をされています。
なかなか思い通りにいかない生き物を扱っているかのようです。
裏側を話せば、かなり大変な作業や努力をされていますが、
馬場さん的には、そこを見るのではなく
シンプルに「良いな」「綺麗だな」と感じて欲しいそうです。
僕もその通りだと思います。
知識は時に邪魔をするので、直感的に感じるのがシンプルで良いと思います。
ま、それも人それぞれなので、深く聞きたい方は馬場さんに聞いてみて下さい。
化学的過ぎて、?が飛びますよ笑
とにかく、同じ人物が作ってるとは思えない様な色の展開をお愉しみ頂けると思います。
自分がシンプルに「良い」と思える色に出会えると良いですね。
色だけじゃなく、形も馬場さんらしい繊細さ感じられるのでそちらもご注目下さい。
9月14日からよろしくお願い致します。
Takumi Bamba Solo Exhibition
9.14(水)-9.25(日)
月火定休
17,18作家在廊予定
open 11:00-19:00
DE OJAL omomuki
滋賀県犬上郡豊郷町下枝83-2