今回で4回目となります、杉崎製作所のオーダー会。
DE OJALと共に取り組み、これまでにいくつものオリジナルの洋服や柄を製作して頂いてきました。
今回は、daskaではまだやった事がなかった「生地を織る」所から初めてみようという新たな試みです。
杉崎さんの知り合いでもある「渡邊テキスタイル」さんが面白い生地を織っていると聞き、
みんなで訪問しました。
渡邊テキスタイルさんは、キュプラ織物の産地である山梨県は富士吉田にあります。
世界的有名な某ブランドの裏地を100%渡邊さんが織ってるそうで、
訪問した時も稼働していた織機をほぼそれを織っておられました。
キュプラ織物なので、経糸にキュプラを使うのが基本とされています。
緯糸に試行錯誤した糸を使い、独自の面白い生地を織られています。
色々生地を拝見させて頂き、裏地無しなのに、裏地が付いてるかのような着心地のアウターが飾ってあったり、
和紙を織り交ぜた面白い生地など、ずっと見ていられる生地ばかり沢山置いてありました。
その中で、僕も杉崎さんも「これだ!」と思った生地。
緯糸にモールの様な糸が入った、ふっくらふわふわで、今まで触った事のない生地感。
ずっと触っていられる心地良いものでした。
言葉だけ見ると可愛い雰囲気があるかもですが、
もっとエレガントというか、そして着込んだら良い雰囲気になりそうだなと。
元々生成りでサンプルが置いてあったのですが、
オリジナルの色も作れると仰って下さったので、せっかくならと色から始めました。
何色にするか?
杉崎さんは黒が似合う。
僕は茶色が似合う。
では、どちらでも似合う黒に近い茶色を作りましょう。
杉崎愛さん(奥さん)がパーソナルカラー診断が出来るので、
誰にでも似合う絶妙な色を提案して下さり、実際に糸を染めて頂きました。
もはや素人には色の違いが分からないレベル。
限りなく黒に近い茶色で、その中でも黄味と赤味の中間を出して下さった様で、
ほとんどの方の肌や髪、目の色など馴染むのではないかと思います。
この絶妙な茶色の糸は、コットン。
経糸に黒のキュプラを使って織って頂きました。
その生地がこちら
独特な質感と美しさ、高級感のある生地。
光の当たり具合で表情を変えてくれます。
裏は黒のキュプラが見えるので、少し暗めでマットな印象。
どちらの表情も良いので、両面使い分けながら使用して頂く事にしました。
デザインはすでに決まっていたので、いつもの様にパターンからトワルまで製作して頂きました。
もうね、トワルの時点でカッコ良過ぎたんです。
このデザインにオリジナルテキスタイルを使ったらヤバイな。って。
アクションプリーツもあり動きやすく、
また、型崩れしない様に手の込んだ細工もして頂いてます。
見えない部分の手間が凄いです。
daskaならではの隠しポケットや、個人的にお願いしたポケットも(笑)
色々話したい事が沢山ありますが、長くなってしまうのでこの辺で終わっておきます。
あとは店頭で実際に体感して頂きながらお話しましょう。
今回、表地はオリジナルテキスタイルのみ。※数量限定
裏地がこれまたスペシャルなんです。
その他、自分好みのサイズ感やボタンの変更などができます。
2週に分けて展示を行いますので、ご都合の良い時にお越し下さい。
ちなみに今回のオリジナルテキスタイルは前半の展示。
1日だけdaskaの定番品とレディースのyeeが全て見れる日があります。
その時は作家も在廊するので都合が良ければその日にお越し下さい。
日程
1週目
11.16(水)-20(日)
杉崎製作所×渡邊テキスタイル×DE OJAL
Special Limited Order Exhibition
19(土),20(日)作家在廊
open 11:00-19:00
DE OJAL omomuki
滋賀県犬上郡豊郷町下枝83-2
2週目
11.20(日)-27(日) 月火定休
杉崎製作所 daska/yee Order Exhibition
20(日)作家在廊
open 11:00-19:00
DE OJAL omomuki
滋賀県犬上郡豊郷町下枝83-2