靴作家:森田圭一と共に、新たな試みを始めます。
DE OJAL山田と森田は10年以上の付き合いですが、未だにやった事のないコト。
いや、10年以上の付き合いがあるからこそ出来る面白味かもしれません。
それを8/1(木)から山田と森田というタイトルでお披露目の場を設けます。
山田が森田に発案し、
それならと森田が靴に小細工をし、
「タツノラボ」という兵庫県たつの市にあるタンナー(皮革製造メーカー)に協力頂き、
調色から染色までして頂きました。
はい、靴の”製品染め”という試みです。
後からハケで塗るように染めたり、
釜に漬け込んで手で染めるなどはあるかもしれません。日本では。
今回の染色方法は、タツノラボが所有する”ドラム”を使用した染色。
コレです。
ドラムの中に仕上がった革靴を放り込んで、
染料を入れて、回転させ、かき混ぜ、叩きつけるように染める。
簡単に言ってますが、都度状態を見ながら染色して頂いてるので、とても大変な事だと思います。
海外には、こういった染色をされている所はあります。(名の知れたブランドで展開されてます)
果たして、日本では?
知らないだけかもしれませんが、聞いたことがありません。
染色して頂いたタツノラボも靴は初めて試みるとの事。
そしてタツノラボも靴の製品染めは聞いたことがないそうです。
というか、誰もやらないんじゃないかと思います。
仕上がった革靴を、ドラムに入れて洗濯機のようにかき混ぜたらどうなると思います?
それは、サイズも縮めば、革は反って形は歪み、色斑が生まれます。
これを愉しめる人がどれだけいるか。
綺麗に仕立てた靴や、利便性を重視した靴は山のように存在します。
それは、それで良いです。
でも、もっと突き抜けた面白い事、自分達がワクワクするコトをやりたい。
私達は、「サイズも縮めば、革は反って形は歪み、色斑が生まれます。」コレを全て受け入れ、
意図しない面白さを望みました。
「履けるものなら履いてみろ」くらいの気持ちで。
突き抜け、やり切った先には素晴らしい出会いがありました。
折れ曲がり 崩れた革製の底
打ち込まれた釘は錆、
革の重なりでできた染色の斑が現われる。
例えばそれは
何十年も前に どこかの土の中に埋められていたかのような
例えばそれは
何世紀も前に どこかの国で掘られた彫刻のような
美しく 儚げな 佇まいのある靴が誕生しました。
「履けるものなら履いてみろ」なんて言いながら企画しましたがご安心下さい。
体感して頂ければそのギャップに驚くと思います。
今回の色のテーマは「アスファルト」
陽が強く輝り焼けた黒と紺のその間を製品染にて表現しています。
履き込むほどに、どのような表情へと変化するか。
それもまた楽しみの一つ。
選んだ靴は、
DE OJAL / “in the room”
BUILD / “n5.sneakers”
この2型を受注生産にてオーダーを賜ります。
この企画を山田が考え、森田が小細工し、タツノラボが染色する。
いえいえ、そんな簡単な話ではないのです。
写真や文章だけではほとんど伝わらないかと思います。
その場の空気感を、様々な息づかいを、
ご自身で感じにいらしてください。
私達の突き抜けた面白味を皆様に是非とも共有させて下さい。
山田と森田 Vol.3 “over dye”
会期 : 8.1(木) – 8.18(日)
月火定休
open 11:00 – 19:00
DE OJAL omomuki
滋賀県犬上郡豊郷町下枝83-2
駐車場約4台分
※電車でお越しのお客様
最寄駅 : 豊郷駅から徒歩約18分
もしくは、「愛のりタクシー」というサービスをご利用頂き、(要予約)
JR稲枝駅で下車、サービスを利用してDE OJAL近くの「おした整形」で下車して下さい。
手順はinstagram DE OJALプロフィールハイライトより「愛のりタクシー」をご確認下さい。