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山田と森田 Vol.3 “over dye”

山田と森田 Vol.3 “over dye”

靴作家:森田圭一と共に、新たな試みを始めます。

DE OJAL山田と森田は10年以上の付き合いですが、未だにやった事のないコト。

いや、10年以上の付き合いがあるからこそ出来る面白味かもしれません。

それを8/1(木)から山田と森田というタイトルでお披露目の場を設けます。

 

 

 

 

山田が森田に発案し、

それならと森田が靴に小細工をし、

「タツノラボ」という兵庫県たつの市にあるタンナー(皮革製造メーカー)に協力頂き、

調色から染色までして頂きました。

 

 

 

はい、靴の”製品染め”という試みです。

 

 

後からハケで塗るように染めたり、

釜に漬け込んで手で染めるなどはあるかもしれません。日本では。

 

今回の染色方法は、タツノラボが所有する”ドラム”を使用した染色。

コレです。

 

 

 

ドラムの中に仕上がった革靴を放り込んで、

染料を入れて、回転させ、かき混ぜ、叩きつけるように染める。

簡単に言ってますが、都度状態を見ながら染色して頂いてるので、とても大変な事だと思います。

 

海外には、こういった染色をされている所はあります。(名の知れたブランドで展開されてます)

果たして、日本では?

知らないだけかもしれませんが、聞いたことがありません。

染色して頂いたタツノラボも靴は初めて試みるとの事。

そしてタツノラボも靴の製品染めは聞いたことがないそうです。

というか、誰もやらないんじゃないかと思います。

 

仕上がった革靴を、ドラムに入れて洗濯機のようにかき混ぜたらどうなると思います?

それは、サイズも縮めば、革は反って形は歪み、色斑が生まれます。

これを愉しめる人がどれだけいるか。

 

綺麗に仕立てた靴や、利便性を重視した靴は山のように存在します。

それは、それで良いです。

でも、もっと突き抜けた面白い事、自分達がワクワクするコトをやりたい。

私達は、「サイズも縮めば、革は反って形は歪み、色斑が生まれます。」コレを全て受け入れ、

意図しない面白さを望みました。

「履けるものなら履いてみろ」くらいの気持ちで。

突き抜け、やり切った先には素晴らしい出会いがありました。

 

 

折れ曲がり 崩れた革製の底

打ち込まれた釘は錆、

革の重なりでできた染色の斑が現われる。

 

例えばそれは

何十年も前に どこかの土の中に埋められていたかのような

例えばそれは

何世紀も前に どこかの国で掘られた彫刻のような

 

美しく 儚げな 佇まいのある靴が誕生しました。

 

「履けるものなら履いてみろ」なんて言いながら企画しましたがご安心下さい。

体感して頂ければそのギャップに驚くと思います。

 

 

今回の色のテーマは「アスファルト」

陽が強く輝り焼けた黒と紺のその間を製品染にて表現しています。

履き込むほどに、どのような表情へと変化するか。

それもまた楽しみの一つ。

 

選んだ靴は、

DE OJAL  / “in the room”

 

BUILD /  “n5.sneakers”

この2型を受注生産にてオーダーを賜ります。

 

この企画を山田が考え、森田が小細工し、タツノラボが染色する。

いえいえ、そんな簡単な話ではないのです。

 

写真や文章だけではほとんど伝わらないかと思います。

その場の空気感を、様々な息づかいを、

ご自身で感じにいらしてください。

 

私達の突き抜けた面白味を皆様に是非とも共有させて下さい。

 

 

山田と森田 Vol.3  “over dye”

会期 : 8.1(木) – 8.18(日)

月火定休

open 11:00 – 19:00

DE OJAL omomuki

滋賀県犬上郡豊郷町下枝83-2

駐車場約4台分

※電車でお越しのお客様

最寄駅 : 豊郷駅から徒歩約18分

もしくは、「愛のりタクシー」というサービスをご利用頂き、(要予約)

JR稲枝駅で下車、サービスを利用してDE OJAL近くの「おした整形」で下車して下さい。

手順はinstagram DE OJALプロフィールハイライトより「愛のりタクシー」をご確認下さい。

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